ジャスパー、記録的降雪で冬の観光が復活!山火事からの復興を地域住民が後押し

ジャスパー、記録的降雪で冬の観光が復活!山火事からの復興を地域住民が後押し

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カナディアンロッキーの中心部に位置するジャスパー国立公園は、冬の観光シーズンを迎えています。最近の記録的な降雪により、スキーリゾート「マーモット・ベイシン」はほぼ全面滑走可能となり、ジャスパーの観光経済に活気をもたらしています。この冬の回復は、2024年の大規模な山火事の影響からの脱却を目指す地域経済にとって、特に重要な意味を持っています。

ジャスパーの冬の観光、雪と地域からの支援で復活

記録的な降雪でマーモット・ベイシンがほぼ全面オープン

マーモット・ベイシンでは、過去2週間で80センチメートル以上の降雪があり、クリスマスの前にほぼ全てのゲレンデがオープンしました。昨シーズンの雪不足とは対照的に、今年は雪に恵まれた「スペクタキュラーな年」となっていると、マーモット・ベイシンの副社長ブライアン・ロード氏は述べています。これにより、スキーヤーやスノーボーダーは、アバランチコントロールが完了すれば、山頂エリアを含む全てのコースを楽しむことができます。

地域住民、特にエドモントンからの観光客が経済を牽引

ジャスパーの冬の経済は、主にアルバータ州、特にエドモントンからの観光客に依存しています。夏には国際的な観光客に頼る部分が大きいですが、冬はロッキー山脈の冬道に慣れていない人々にとっては、エドモントンからのアクセスが容易な「裏庭」としてのジャスパーが重要な存在となります。観光ジャスパーのCEO、タイラー・リオペル氏は、エドモントニアンを「コアな顧客層であり、ジャスパーを愛し、長期的にリピートしてくれる人々」と表現しています。

山火事からの回復と観光客の信頼回復

2024年の夏に発生した山火事は、ジャスパーの町の一部を焼失させるなど、大きな被害をもたらしました。それに加え、昨シーズンの雪不足も重なり、観光客の間に不安感が lingering していました。しかし、リオペル氏は「今年は(不確実性の)課題は少なく、雪のコンディションと、地域の人々が懸命に稼いだお金をここで使うか、他の場所で使うかの選択にかかっている」と語り、観光客の信頼が戻りつつあることを示唆しています。ロード氏も、ビジネスセクターは影響を受けたものの、「驚くほど美しい」景観は変わらず、町の魅力は保たれていると述べています。

伝統と新たな体験で顧客を惹きつけるジャスパー・パーク・ロッジ

一方、フェアモント・ジャスパー・パーク・ロッジは、雪の状況だけでなく、伝統的なアトラピーで顧客を惹きつけています。ハイキング、スケート、スパ、ダイニング体験に加え、新しいサウナやコールドプランジ体験も提供しています。多くの常連客にとって、ロッジは「幸せな場所」であり続けており、クリスマスの時期は例年通り「心温まる」ものとなっています。ラビ・マレ氏(ウェルネス・ディレクター)は、昨シーズンと比較しても、多くの顔なじみの顧客が訪れていると語っています。

ジャスパーの冬の観光回復:地域経済への好影響と今後の展望

地域密着型観光の重要性と復興への貢献

今回のジャスパーの冬の観光回復は、地域住民、特に近隣都市からの観光客の支えがいかに重要であるかを示しています。山火事からの復興という困難な状況下で、エドモントンなどの地域住民が「裏庭」であるジャスパーを訪れることは、地域経済の早期回復に直接的に貢献しています。これは、国際観光に依存しがちな他の観光地にとっても、地域密着型観光の重要性を再認識させる事例と言えるでしょう。

自然の恵みと人間活動の共生

マーモット・ベイシンの記録的な降雪は、ジャスパーの冬の観光にとってまさに「恵み」ですが、同時に、気候変動の影響も無視できません。過去数年は雪不足に悩まされたこともあり、安定した冬の観光シーズンを維持するためには、気候変動への適応策も長期的に検討していく必要があります。自然の恵みを最大限に活かしつつ、持続可能な観光モデルを構築していくことが、ジャスパーの将来にとって重要となります。

観光業における「不確実性」への対応力強化

山火事や雪不足といった「不確実性」に直面したジャスパーの観光業は、そのレジリエンス(回復力)を示しました。特に、地域住民のロイヤルティに支えられた回復は、危機管理の観点からも注目に値します。今後も、予期せぬ自然災害や社会情勢の変化に対応できるような、柔軟で強靭な観光戦略を構築していくことが求められます。伝統的な魅力と新たな体験を組み合わせ、多様な顧客層に対応できるサービスを提供し続けることが、ジャスパーの持続的な発展につながるでしょう。

画像: AIによる生成