トム・ハンクス、ジョン・キャンディの「あの撮影日」の裏側を激白!ジャック・ニコルソンとの泥酔伝説とは?

トム・ハンクス、ジョン・キャンディの「あの撮影日」の裏側を激白!ジャック・ニコルソンとの泥酔伝説とは?

カルチャー映画トム・ハンクスジョン・キャンディジャック・ニコルソンスプラッシュ映画撮影

俳優トム・ハンクスが、亡きコメディアン、ジョン・キャンディの知られざるエピソードをドキュメンタリー番組「John Candy: I Like Me」の中で語りました。それは、1984年の映画『スプラッシュ』の撮影中に起こった、キャンディが二日酔いで現場に現れたという驚きの出来事です。ハンクスによると、その原因はなんとジャック・ニコルソンとの「飲み明かし」にあったとのこと。

『スプラッシュ』撮影秘話:二日酔いのジョン・キャンディ

即興演技のパートナー、ジョン・キャンディ

ハンクスは、キャンディとの即興演技は「自分自身の演技にも厚みと包括性をもたらしてくれる」と感じ、撮影を楽しんでいたと語っています。しかし、ある特定の撮影日、キャンディの様子はいつもと違いました。ハンクスは「ジョンが入ってきて、彼はただ疲れ切っていた」と当時の状況を振り返っています。

ジャック・ニコルソンとの一夜

「彼はどこかで飲んでいて、なんとジャック・ニコルソンが現れたんだ」とハンクスは明かし、二人はおそらくその場で初めて会ったにも関わらず、一緒に飲んだとのこと。キャンディの息子であるクリストファー・キャンディも、「もしジャック・ニコルソンに誘われて、一晩中飲んでいたら、俺もそうするだろう!」とユーモラスに付け加えています。

疲労を演技に昇華

ハンクスによれば、キャンディはその夜、「おそらく1時間半くらいしか寝ていない」状態で現場に現れたものの、「ジャック・ニコルソンとの夜に刺激を受けて」いたと語っています。それでも、その疲労感を逆手に取って、 onscreenの「兄弟」であるハンクスを助ける演技を見せたとのこと。「僕たちは非常に身体的なことをしなければならなかったんだ」とハンクスは述べ、キャンディがその極限の状態で、ユーモアと演技力を発揮した様子を語りました。

ジョン・キャンディの遺産と『スプラッシュ』での活躍

ラケットボールシーンの裏側

ドキュメンタリーには、キャンディが『スプラッシュ』でラケットボールが頭に当たるシーンについて語る過去の映像も含まれています。そのギャグを完璧に決めるのに何テイクかかったか尋ねられたキャンディは、「信じられないだろうが、3テイクだ!」と笑って答えています。

伝説のコメディアン、ジョン・キャンディ

キャンディはその後、『大災難ÓN(プラネット)トロピック』、『ホーム・アローン』、『おじさんに気をつけろ!』など、数々の人気コメディ映画に出演しましたが、1994年に心臓発作のため、わずか43歳でこの世を去りました。彼の死は、エンターテイメント界にとって大きな損失でした。

ジョン・キャンディの不朽の魅力

遺されし作品と影響

ジョン・キャンディが遺した作品群は、今なお多くの人々に愛され続けています。彼の温かい人柄と卓越したコメディセンスは、共演者やファンに多大な影響を与えました。ライアン・レイノルズが「『デッドプール』の映画3部作すべてにジョン・キャンディのイースターエッグがある」と語るように、彼のユーモアは世代を超えて受け継がれています。

ドキュメンタリーが描く人間像

「John Candy: I Like Me」では、家族(妻、娘、息子クリストファー)や、マコーレー・カルキン、ビル・マーレイ、キャサリン・オハラ、ダン・エイクロイド、ユージン・レヴィ、アンドレア・マーティン、メル・ブルックスといった豪華な共演者たちのインタビューを通じて、キャンディの人間性や功績が称えられています。このドキュメンタリーは、彼の人生と遺産を称える感動的な作品となっています。

撮影現場でのプロフェッショナリズム

今回のエピソードは、ジョン・キャンディが、たとえコンディションが悪くとも、プロフェッショナルとして、その状況さえも演技に活かすことができる稀有な才能の持ち主であったことを示唆しています。ジャック・ニコルソンとの一夜という、一見すると「不健康」な背景さえも、彼のコメディアンとしての深みと人間味を際立たせるエピソードとして、トム・ハンクスによって語り継がれているのです。これは、単なるハプニングではなく、彼の類まれなる才能の一端を示すものと言えるでしょう。

画像: AIによる生成