兵士が背負う「対ドローン・レーザー」の衝撃:AI搭載・500m先を4秒で焼き切る武器の正体

兵士が背負う「対ドローン・レーザー」の衝撃:AI搭載・500m先を4秒で焼き切る武器の正体

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ドローンによる脅威が戦場を塗り替える中、中国の防衛関連企業が、歩兵がバックパックのように背負って携帯できる対ドローン用レーザー兵器を公開しました。AIによる標的捕捉機能を備え、低コストかつ迅速に展開できるこのシステムは、現代の局地戦をどのように変えようとしているのでしょうか。

バックパック型対ドローンレーザー「Lijian」シリーズの全貌

携帯性を極めた対ドローン兵器

中国のハルビン新光光電科技(Harbin Xinguang Optic-Electronics Technology)が発表した「Lijian II」および「Lijian III」は、従来の車両搭載型とは一線を画す、歩兵携帯用の指向性エネルギー兵器です。Lijian IIIの重量は約25kg(約55ポンド)で、兵士1人での運用が可能なサイズに抑えられています。

AIによる精密な標的捕捉

このシステムにはAIが統合されており、外部センサーからのデータと連携して標的を自動的に識別・捕捉します。これにより、ドローンが射程内に入った際の反応速度と追尾精度を向上させています。

短距離ながら圧倒的な費用対効果

出力は約2kWで、約500メートル先の標的をわずか4秒で焼き切ることが可能です。ミサイルなどの高価な迎撃手段とは異なり、エネルギー消費のみでドローンを無力化できるため、大量のドローンが押し寄せる現在の戦況において、非常にコスト効率の高い対抗手段となります。

戦場における小型レーザー兵器のパラダイムシフト

安価なドローン対策としての重要性

現在の軍事において、数千ドルの安価なドローンを数万ドルの対空ミサイルで撃墜することは極めて非効率です。この「非対称性」を打破し、持続可能な防御を実現するために、小型レーザー兵器の存在意義は極めて高まっています。今回の発表は、ドローン防御が特定の重要施設を守る「防衛」から、個々の兵士が自衛する「機動的な防御」へと移行しつつあることを示唆しています。

軍事とAIの融合がもたらす本質的な課題

特筆すべきは、AIによる完全自動追尾が前提となっている点です。これは人間が目視で狙いを定める必要性を減らす一方で、戦場における「自動的な致死性判断」という倫理的・技術的な課題を突きつけます。今後、ドローン兵器の高度化と、それに対抗するレーザー兵器の進化は、AIによる自律的な交戦判断という領域でさらに激しい技術開発競争を招くと予測されます。

画像: AIによる生成