キッチンの床下から17世紀の埋蔵金を発見!家族が7万5千ドルで落札した驚きのコイン

キッチンの床下から17世紀の埋蔵金を発見!家族が7万5千ドルで落札した驚きのコイン

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イギリスの家庭が自宅の改修中に、17世紀のものと思われる1,000枚以上の銀貨と金貨の埋蔵金を発見しました。これはイングランド内戦時代に遡る発見であり、当時の人々がいかにして略奪から財産を守ろうとしたかを知る手がかりとなります。この貴重なコレクションは後にオークションに出品され、7万5千ドル以上で落札されました。

発見の経緯:キッチンの床下から現れた歴史的遺産

偶然の発見、宝探しの始まり

イギリスのサウス・ポーートン・ファームにある17世紀の古民家を改修していたベティとロバート・フークス夫妻は、より広い空間を求めていました。2019年、ロバートが床下を2フィート近く掘り下げたところ、1600年代の銀貨と金貨1,000枚以上が詰め込まれた陶器の鉢に遭遇しました。この「ポーートン・コイン・ホード」と呼ばれる発見は夫妻を驚かせ、こぼれ落ちたコインをバケツに集めました。

コインの種類と年代

発見されたコインには、ジェームズ1世、チャールズ1世、エリザベス1世、フィリップとメアリーといった君主の肖像が刻まれていました。また、1ポンドの価値を持つ金貨のユニットコインや、銀のハーフクラウン、シリング、シックスペンスなども含まれていました。ロンドンのインペリアル・カレッジの歴史専門家によると、この埋蔵金は第一次イングランド内戦の初期にあたる1642年から1644年のものと推定されています。

イングランド内戦下の緊迫した状況

1642年から1651年にかけて、イングランドは議会派とチャールズ1世を支持する王党派の間で激しい内戦を経験しました。特にドーセット地方では軍隊の移動が多く、1644年にはライム・レジスが王党派による大規模な包囲攻撃を受けました。当時の人々は、土地を没収されることを恐れて、王党派かそれに疑いのある者かに関わらず、財産を議会派によって没収される可能性がありました。そのため、略奪から身を守るために、コインを壁や床に隠すことが一般的でした。しかし、多くの場合、持ち主が回収に戻ることはなく、ポーートン・ホードのような宝が何世紀にもわたって埋もれていました。

歴史的発見がもたらしたもの:オークションでの高値落札

法的手続きと専門家による鑑定

フークス夫妻は法律に従ってこの発見を報告し、コインは洗浄と鑑定のために大英博物館に送られました。専門家は、コインに乱された形跡がないことから、一度に隠されたものであると結論付けました。このコレクションは2023年4月23日にデュークス・オークショニアーズでオークションにかけられ、全体で7万5千ドル以上で落札されました。特にチャールズ1世の金貨1枚は6,260ドルで落札されました。コインはエドワード6世からチャールズ1世までの支配者の時代のものだと報告されています。

考察:隠された歴史と現代への教訓

内戦時代の「隠された富」が現代に語りかけるもの

過去の教訓と現代の価値

このポーートン・コイン・ホードは、単なる歴史的発見以上の意味を持っています。それは、激動の時代を生きた人々の切実な生活と、富を守るための必死の行動を物語っています。内戦という混乱の中で、人々は日々の生活を守るために、いつか戻れることを願って財産を隠しましたが、その多くは二度と回収されることはありませんでした。この埋蔵金は、現代社会においても、歴史の教訓として、そして偶然の発見がもたらす経済的価値としても、私たちに多くの示唆を与えています。

文化遺産としての価値と今後の展望

今回発見されたコインは、17世紀のイングランドの経済状況や社会情勢を理解する上で貴重な資料となります。これらのコインがオークションで高値で取引されたことは、歴史的遺物に対する人々の関心の高さを表しています。今後も、このような歴史的発見が、単なる金銭的価値だけでなく、その時代の文化や人々の生活を現代に伝える架け橋となることが期待されます。また、自宅の改修という日常的な出来事から、これほど重要な歴史的発見があったことは、日常の中に潜む驚きや価値に目を向けることの重要性を示唆しています。

画像: AIによる生成