
2025年、ロック&メタル界を席巻した驚異のツアー15選!レジェンド復活から新時代の到来まで
2025年も、ロックとメタルの世界は数々の熱狂的なライブで彩られました。意外な復活劇、伝説的なアルバムの記念ツアー、そして新世代のバンドの躍進など、今年は特に話題に事欠かない一年となりました。この記事では、2025年に開催され、ファンを熱狂させた注目のロック&メタルツアー15選を、その詳細な情報と共に振り返ります。
2025年を席巻した注目のツアー詳細
AC/DC:PWR/UPツアー、待望の北米上陸
2020年のアルバム『PWR/UP』リリース後、パンデミックの影響で延期されていたAC/DCのPWR/UPツアーが、2025年に待望の北米公演を実現しました。13都市を巡るスタジアムツアーは、ブライアン・ジョンソンの力強いボーカルと、往年の名曲、そして最新のサウンドで観客を熱狂させました。
Disturbed:「The Sickness」25周年記念ツアー
デビューアルバム『The Sickness』の発売25周年を記念し、Disturbedは大規模なワールドツアーを敢行。アメリカ国内では、シカゴ公演で大規模なパイロテクニクスが会場の装飾を破損するというハプニングもありましたが、ツアー後半にはヨーロッパでMegadethをオープニングアクトに迎えるなど、話題に事欠きませんでした。
Deftones:ニューアルバムと共に駆け抜けた北米ツアー
10thアルバム『Private Music』をリリースしたDeftonesは、アルバムリリース前から北米ツアーを開始。The Mars Voltaがオープニングを務め、新曲を披露するなど、ファンを大いに沸かせました。アルバムリリース後も、フェスティバル出演などを通じて精力的に活動しました。
Falling In Reverse:『Popular Monster』を引っ提げたサマーアリーナツアー
2024年のアルバム『Popular Monster』を引っ提げ、Falling In Reverseは2025年の夏、北米各地のアリーナを熱狂させました。アルバムからの楽曲はチャートでも成功を収め、毎晩のように満員の観客を動員する人気ぶりを見せつけました。
Ghost:「Skeletour」、2026年まで続く人気ツアー
スウェーデンのアリーナロックバンドGhostは、2022年以来となるニューアルバム『Skeleta』をリリースし、それに伴うワールドツアー「Skeletour」を敢行。ヨーロッパ、アメリカ、メキシコを巡り、その人気は2026年まで続く見込みです。
Iron Maiden:「Run For Your Lives World Tour」で50周年を祝う
結成50周年を迎えたIron Maidenは、大規模な「Run For Your Lives World Tour」を開催。59公演に及ぶこのツアーは、ヨーロッパ、北米、南米を巡り、新ドラマーのサイモン・ドーソンにとって初のツアーとなりました。このツアーは2025年のロックコンサートツアーで3番目に高い興行収入を記録しました。
Linkin Park:「From Zero Tour」で再始動、新ボーカルと共に新たな章へ
7年ぶりのツアーとなったLinkin Parkの「From Zero Tour」は、チェスター・ベニントンの逝去後、新ボーカリストのエミリー・アームストロングを迎え、新たなスタートを切ったツアーでした。Billboardによると、このツアーは51公演で1億5000万ドル以上の興行収入を記録しました。
Metallica:M72 World Tour、2年以上にわたるロングランヒット
2年以上続くMetallicaのM72 World Tourは、2025年もその勢いを維持しました。複数の都市で複数日公演を行い、オーストラリアでも公演を実施。Billboardによると、M72 World Tourは2025年だけで1億3620万ドルの興行収入を上げ、2026年に向けた追加公演も発表されています。
My Chemical Romance:「The Black Parade」10周年記念ツアー
2006年の名盤『The Black Parade』のリリースを記念したこのツアーは、夏の間、週に約1回のペースで開催されました。バンドは架空の世界「Draag」に囚われた「The Black Parade」という別名で登場し、ショーは毎回予測不可能な展開を見せました。アルバム収録曲がフルで演奏される一方、ストーリーラインの進化が毎晩の体験をユニークなものにしました。
Nine Inch Nails:「Peel It Back Tour」、視覚と聴覚の融合
Nine Inch Nailsのツアーは、常に音楽だけでなく視覚的な演出も重要視されてきました。「Peel It Back Tour」も例外ではなく、2つのステージを使ったキャリアを網羅するセットリストと、メインステージを囲む透明なカーテンに映し出される印象的なビジュアルが、各楽曲の魅力を最大限に引き出しました。
Oasis:「Oasis Live '25 Tour」、長年の断絶を経て実現した再結成ツアー
2009年の解散以来、実現が困難視されていたOasisの再結成ツアーが2025年に実現しました。ギャラガー兄弟の関係がツアーを完遂させたことは、長年の断絶を経て実現したという点で注目に値します。マンチェスターやロンドンでの複数日公演、そしてアメリカでのスタジアム公演も成功を収めました。
Sleep Token:「The Even In Arcadia Tour」、グラミー賞ノミネートからの快進撃
2025年4月にアルバム『Even in Arcadia』をリリースし、グラミー賞にもノミネートされたSleep Tokenは、その勢いを駆ってアメリカで18公演のアリーナツアーを敢行しました。マスク姿の彼らのパフォーマンスは、ジャンルを超えた音楽性で観客を魅了しました。
Summer of Loud 2025:メタルコアの祭典
Beartooth、I Prevail、Parkway Drive、Killswitch Engageといったメタルコアシーンのトップバンドがヘッドライナーを務めた「Summer of Loud」は、まさにメタルコアの祭典でした。各バンドの力強いパフォーマンスが、夏の音楽シーンを熱狂させました。
System of a Down:限定的ながらも強力なラインナップで魅了
System of a Downは、2025年には3都市のみでのツアーとなりましたが、Korn、Avenged Sevenfold、Deftonesといったビッグネームがオープニングアクトを務めるという豪華なラインナップで、チケットは即完売。チケット需要の高さから、急遽追加公演も決定しました。
Turnstile:「NEVER ENOUGH」旋風、フェスティバルシーンへ
実験的なハードコアバンドTurnstileは、2025年も「NEVER ENOUGH」旋風を巻き起こしました。秋にはアメリカ国内で非常に人気の高いツアーを行い、その勢いはCoachella、Lollapalooza Brasil、Bonnaroo、Welcome to Rockvilleといった大規模フェスティバルへの出演へと繋がりました。
レジェンドから新世代まで:2025年のツアーシーンが示す未来への潮流
揺るぎないレジェンドと進化し続ける新世代
AC/DC、Iron Maiden、Metallicaといったロック界のレジェンドたちが、2025年も大規模なワールドツアーを成功させている事実は、彼らの音楽が世代を超えて愛され続けていることを証明しています。一方で、Linkin Parkの再始動や、Sleep Token、Turnstileといった新世代のバンドが大きな成功を収めていることは、ロック&メタルのシーンが常に進化し、新しい才能が次々と台頭していることを示唆しています。
記念ツアーが繋ぐ過去と現在、そしてバンドの絆の重要性
『The Sickness』や『The Black Parade』のような記念ツアーは、ファンにとって過去の名盤を追体験できる貴重な機会であり、バンドにとってもキャリアを祝福する場となります。特にOasisの再結成ツアーは、長年の確執を乗り越え、兄弟間の関係性がツアーの成功に不可欠であったことを浮き彫りにしました。これは、バンドメンバー間の良好な関係性が、ファンに最高のパフォーマンスを届けるための鍵であることを改めて示しています。
ライブ体験の多様化と進化
GhostやNine Inch Nailsのように、音楽性だけでなく、視覚的な演出にも力を入れたツアーは、観客に没入感のある体験を提供しています。Summer of Loudのような複数のトップバンドが共演するイベントや、System of a Downのツアーのように豪華なオープニングアクトを迎える形式は、多様な音楽ファンにアピールする有効な戦略です。今後も、アーティストたちは音楽性はもちろんのこと、ライブ体験全体の質を高めることで、観客を魅了し続けると考えられます。