ユニバーシティ・オブ・ミネソタ、労働組合との合意でストライキ終結 - Farm Aid 開催へ

ユニバーシティ・オブ・ミネソタ、労働組合との合意でストライキ終結 - Farm Aid 開催へ

社会経済ソーシャル・ジャスティスミネソタ大学組合ストライキ合意ファーム・エイド

ミネソタ大学(U of M)の労働組合は、大学交渉担当者との合意に達したことを受けて、長期にわたるストライキの終了を発表しました。この合意により、ストライキによって中止の危機にあったFarm Aid 40ミュージック・フェスティバルが予定通り開催される見通しとなりました。

U of M ストライキの終結

声明:合意に至るまでの経緯

Teamsters Local 320(ユニバーシティ・オブ・ミネソタの労働組合)は、交渉チームと大学当局が合意に達したことを受けて、ストライキの終了を公式に発表しました。これは、組合員1,400人(主に保守・清掃・調理担当職員)の賃上げ要求と、組合が主張する組合員への賃上げ率の不均衡に対する抗議活動でした。

合意内容:3年間の契約と賃上げ

新たに締結された3年間の契約には、初年度3.5%、2年目3.5%、3年目3%の賃上げが含まれています。また、現行の契約の6月30日の満了日は維持されました。

組合側の声明:勝利と連帯の強調

Teamsters Local 320の presidentであるErik Skoog氏は、「ピケットラインでの粘り強い戦いと、Teamsterの配送ドライバーやIATSE Local 13のような他の組合からの連帯によって、私たちはこのストライキを勝ち抜きました。Farm Aidの出演者やイベント関係者がTeamsterのピケットラインを越えなかったことにも感謝しています。」と述べ、組合員の努力と連帯が合意達成の鍵であったことを強調しました。

Farm Aid フェスティバルの開催へ

懸念されていたフェスティバルの中止危機

今回のストライキは、ウィリー・ネルソン、ニール・ヤング、ケニー・チェズニーらが参加予定だったFarm Aid 40ミュージック・フェスティバルの開催に暗雲をもたらしていました。多くのアーティストやスタッフが、ストライキ中のU of M労働者のピケットラインを越えることを拒否する姿勢を示していたためです。

フェスティバルの日程と会場

ストライキの終結により、Farm Aidは9月20日にユニバーシティ・オブ・ミネソタのキャンパス内にあるハンティントン・バンク・スタジアムで開催されることが決定しました。これにより、Farm Aidが大学側への圧力を緩和し、早期解決を促していた状況も解消されました。

ストライキ中の緊張と警察の介入

ピケットラインでの出来事

ストライキ中、U of M警察は、パイオニア・ホール前でピケットラインを張っていた12人のストライキ参加者を「複数回の警告を受けた後、合法的命令を妨害した」として、呼び出し処分としました。これらの参加者は、呼び出し処分を受けた後、解放されました。

今後の展望:大学と労働者の協力

今回の合意は、労使間の緊張緩和と、大学の教育・研究・アウトリーチ活動への復帰を意味します。双方は、今後も協力して大学の使命を遂行していくことを楽しみにしています。

画像: AIによる生成