
映画『ワイルド・スピード EURO MISSION』のあのRX-7、なんと約5.2億円で落札!カスタムの歴史と価値を徹底解説
映画スターRX-7、驚愕の落札劇
「ワイルド・スピード」仕様のRX-7が高額落札
映画『ワイルド・スピード EURO MISSION』で、主人公のハンが駆るマシンとして登場した、カスタムショップVeilSideが手がけた「RX-7 VeilSide Fortune」仕様のFD3S型マツダ RX-7が、ボンハムズが開催したグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードのオークションにて、520万リンギット(日本円換算で約1億7000万円以上)という高額で落札されました。この驚くべき落札額は、単なる車の価値を超えた、映画 memorabilia としての特別な価値を示唆しています。
オークションの舞台裏とRX-7の特別な存在感
ボンハムズのオークションは、世界中からコレクターやエンスージアストが集まる権威あるイベントです。今回出品されたRX-7は、単に速い車というだけでなく、映画史にその名を刻んだ「アイコン」として、多くの注目を集めました。そのユニークなエアロパーツと、映画での鮮烈な印象が、自動車市場における希少性と投機的価値を高めています。
落札車輌の特別な仕様と状態
このRX-7は、オリジナルのFD3S型RX-7をベースに、VeilSideによる大胆なボディキット「Fortune」が装着されています。映画で使用された車両は、その後のメンテナンスや状態維持がしばしば懸念されますが、今回の出品車両は良好な状態を保っていたと報告されており、それがオークションでの高値につながった要因の一つと考えられます。
映画カーコレクターズ市場の未来とRX-7の伝説
映画の影響力が自動車の価値をどう変えるか
今回のRX-7の落札価格は、映画やポップカルチャーが自動車の価値に与える影響力の大きさを改めて示しました。特に、特定の映画シリーズで象徴的な役割を果たした車両は、単なる移動手段ではなく、文化的な遺産として、あるいは投資対象としても高い評価を得る傾向にあります。これは、今後、同様の映画で使用された車両のコレクターズ市場がどのように発展していくかを示唆するものです。
RX-7という車が持つ普遍的な魅力の再認識
マツダ RX-7、特にFD3S型は、その革新的なロータリーエンジンと、洗練されたデザインで、登場以来多くの自動車ファンを魅了し続けています。『ワイルド・スピード EURO MISSION』での派手なカスタムは、RX-7の持つポテンシャルと多様性を証明するものでもありました。今回の高額落札は、RX-7という車体そのものが持つ揺るぎないファン層と、そのデザインやエンジニアリングに対する高い評価が、映画による「追加効果」と相まって、伝説的な価値を生み出したと言えるでしょう。
自動車業界における「資産」としてのクラシックカーの動向
近年、クラシックカーは単なる趣味の対象から、資産価値を持つ投資対象へと認識を変えつつあります。特に、生産台数の少ない希少なモデルや、歴史的な背景を持つ車両は、オークションで高値を記録する傾向にあります。今回のRX-7のケースは、映画というエンターテイメントの文脈が付加されたクラシックカーが、いかに大きな市場価値を持ちうるかを示す好例であり、今後の自動車市場における新たな価値創造の可能性を示唆しています。