
元任天堂社長ダグ・ボウザー氏、ハスブロ取締役に就任!「D&D」「MTG」IP戦略はどう進化する?
元任天堂オブアメリカ社長であるダグ・ボウザー氏が、この度「ダンジョンズ&ドラゴンズ」や「マジック:ザ・ギャザリング」といった人気IPを擁する大手玩具メーカー、ハスブロの取締役会に加わったことが明らかになりました。ゲーム業界における長年の功績を持つボウザー氏の新たな挑戦は、玩具・ゲーム業界にどのような影響を与えるのでしょうか。
ゲーム業界の重鎮、ハスブロへ
ボウザー氏、ハスブロ取締役会へ
ダグ・ボウザー氏は、長年にわたり任天堂オブアメリカの社長兼最高執行責任者として、特にNintendo Switchの成功やその後のSwitch 2の記録的なローンチを牽引してきました。2026年1月20日(現地時間)に発表されたこのニュースは、彼が任天堂を離れてからわずか1ヶ月余りというタイミングでの、業界内外からの注目を集める電撃的な人事と言えるでしょう。
新たな仲間たち
ボウザー氏と共に、The Honest CompanyのCEOであるカーラ・ヴァーノン氏も新たにハスブロの取締役会に名を連ねます。ハスブロの取締役会議長であるリッチ・ストッダート氏は、「ダグとカーラを経験豊富でダイナミックな取締役会に迎えられることを嬉しく思います。両氏のリーダーシップ経験と専門知識は、ハスブロが長期的なイノベーションと成長戦略を実行する上で非常に貴重なものとなるでしょう」とコメントを寄せています。
ハスブロが擁する強力IP
ハスブロは、「ダンジョンズ&ドラゴンズ」や「マジック:ザ・ギャザリング」といったテーブルトークRPGやトレーディングカードゲームの金字塔に加え、「モノポリー」、「トランスフォーマー」、「ペッパピッグ」など、世界中で愛される数多くのエンターテイメントフランチャイズを傘下に収めています。
ボウザー氏の知見がハスブロにもたらすもの
IP戦略の進化と多角化
ボウザー氏の経営手腕は、任天堂のハード・ソフト両面での躍進を支えてきました。彼がハスブロの取締役会に加わることで、同社が保有する強力なIP群のさらなる活用、特にデジタルゲーム分野や新たなメディア展開における戦略的な深化が期待されます。任天堂で培われたエンゲージメントの高いIPマネジメントの手法が、ハスブロの既存IPに新たな息吹を吹き込む可能性があります。
業界再編への影響
近年、エンターテイメント業界ではM&AやIPの相互活用が活発化しています。ボウザー氏のような業界経験豊富な人材の移動は、単なる一企業の役員交代に留まらず、業界全体の勢力図や将来的な事業連携の可能性にも影響を与える可能性があります。特に、テーブルトークRPGの隆盛や「インディーゲーム」の躍進が目覚ましい昨今、ハスブロがこれらのトレンドをどう捉え、ボウザー氏の経験をどう活かしていくのかは、業界の動向を占う上でも注目に値します。
ゲーマーコミュニティとの関係強化
ボウザー氏は、任天堂時代にプレイヤーからの愛称である「Bowser」にちなんだジョークにもユーモアで応じるなど、ゲーマーコミュニティとの良好な関係構築にも長けていました。「ダンジョンズ&ドラゴンズ」や「マジック:ザ・ギャザリング」といった、コミュニティとの結びつきが強いタイトルを多く持つハスブロにおいて、ボウザー氏がコミュニティエンゲージメントをさらに高める施策を打ち出すことも考えられます。